貯金をする

将来に必要な貯金額はいくら?貯金がいくらあれば安心なのか徹底解説

時計とお金

あなたは今どのくらいの貯金をしていますか?
貯金をするにしても、目標額を知らないと思うようには溜まりませんよね。

そんな人のために、将来いくら貯金があれば安心かを紹介します。
貯金方法も紹介しますので、是非今日から貯金生活を実践してみましょう。

将来の貯金はいくらあればいいの?

将来の貯金はいくらあればいいの?

将来必要な貯金額を具体的に見る前に、まずはお金の流れをみてみましょう。

働く年齢〜60歳まで

働きている時期には、収入がありますよね。
支出を上回った分が貯蓄になっていきます。

退職時には、退職金が支給されたり、保険の満期金や変戻金などが収入として入ります。

60歳〜65歳まで

今現在働いている人の年金受給は、65歳から始まります。
つまり、60歳でお仕事をやめてしまった人はこの5年間は空白となってしまうかもしれません。

継続雇用などを利用すれば、現役時代の収入よりかは下がるものの、ある程度の収入は確保できます。

65歳〜

65歳以降は年金が支給されます。
しかし、将来的には年金が減額される可能性もあるので、多くのご家庭では生活費が足りなくなることが予想されます。

なので、現役時代に貯めておいたお金を生活費に充てることになるでしょう。

お金の流れはイメージできましたか?
必要な貯金額を簡単な計算式で表すと、
【60歳までに必要な貯金額】=【60歳以降の支出】-【年金などの収入】
です。

つまり、60歳以降の支出と収入がわかれば、必然的に必要な貯金額もわかるのです。

60歳以降の支出から将来の貯金額を考える

60歳以降の支出

では、60歳以降の支出にどんなものがあって、どのくらいかかるのか見ていきましょう。

生活費

定年後の生活費(食費・水道光熱費・日用品など)は、一般的に平均28万円/月と言われています。
余裕のある生活のためにはもう少し必要かもしれません。

将来的な物価上昇などを考慮し、1月30万かかるとすれば、60〜85歳の25年間で9000万円必要となります。

家賃/住宅ローン

60歳までにローンを返済できていない場合や、賃貸住宅に住んでいる場合住居費が別途必要となります。
しかし、ここでは60歳までに返済しているものとし、0円にしておきましょう。

ご自身の返済状況に合わせて計算してみてください。

その他の支出

その他の支出としては、医療・介護費、マイホームの修繕費、教育費など様々な出費が必要となります。
金額や状況によって、ピンキリですので、仮に1000万円かかるものとしましょう。

上記を全て計算すると60〜85歳の支出は1億円となります。

60歳以降の収入から貯金額を考える

60歳以降の収入

それでは、次に収入源をみていきましょう。

年金

基本的に、65歳以降の収入は年金のみです。
今現在、夫婦での標準受給額は232,600円となっています。
これには国民年金(老齢基礎年金)2人分と、夫の厚生年金が含まれています。

85歳までで計算すると、総受給額は5,600円となります。
将来は今と同じ額をもらえない可能性も見越して、2割減少させると4,500万円が受給額です。

退職金

平均的な退職金は大手企業で2,000〜2,300万円、中小企業で1,000〜1,200万円だと言われています。
最近では退職金が支給される会社が少なくなってきているようです。

さらに、転職回数や将来の退職金の平均値が下がると予想し、仮に1,000万円支給されるものとしましょう。

保険の満期金・返戻金

保険に加入していれば、満期金・返戻金が支払われます。
だいたいの金額の500万円と設定しておきましょう。

継続雇用

もし60歳の時点で貯金が出来ていなかったり、お仕事がしたい場合は継続雇用が利用できます。
仮に月20万円で5年間働くとしたら、1,200万円の収入になるでしょう。

常軌を全て計算すると、7,200万円の収入となります。

将来の貯金がいくらあれば安心なのか

貯金がいくらあれば安心なのか

支出と収入がわかったところで、計算をしてみましょう。
すると、60歳までに必要な貯金額が2,800万円だということがわかります。

ただし、もし退職金が期待できなかったり、満期金・返戻金がないタイプの保険に加入している人はさらに貯金が必要です。
もちろんこれらは、あくまで1例ですので、是非一度ご自身のケースを当てはめてみてはいかがでしょうか。

まとめ

お金で後悔しない老後を迎えるためには、最低でも3,000万円ほどのお金が必要なのがわかりますね。
もし、仮に現在貯金が0円だとしてもこれから貯金をすれば、まだ間に合うはずです。

今日から毎日コツコツと貯金生活をはじめてみてはいかがでしょうか。

関連記事