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お風呂とシャワーはどちらが節約になるの?水道代・ガス代を徹底比較!

お風呂の画像

少しでも節約をしたい人にとって、お風呂とシャワーどちらが節約になるのかというのは、気になることの一つです。
毎日入るお風呂だからこそ、積み重ねれば大きいものになります。

この記事では、水道代とガス代を比較してどちらがお得なのか紹介します。

お風呂とシャワーの水道代を比較しよう

お風呂とシャワーの水道代を比較しよう

一人暮らしだと特にお風呂にお湯を溜めずに、シャワーを出しっ放しで済ませるという人も多いのではないでしょうか。
シャワーの場合何分までがお風呂より安くなるのかということに焦点を置いて、水道代の比較をしてみました。

1回のお風呂で使う水道代は?

まずはお風呂の水道代をみてみましょう。

  • お風呂のサイズは一般的な200ml
  • 水道局は都内のもの

水道料金の算出方法は、『水道料金=基本料金+従量料金(水道使用料)+下水道料金(水道排水量)』から計算することができます。
従量料金や下水道料金は、使用料や地域によっても左右されるため、具体的な数字は出せませんが、東京都の水道局の調べによると、1Lあたり約0.25円ほどということがわかります。

一般家庭の場合、1回の水道代は『200L×0.25円=50円』になります。
1ヶ月毎日お湯を溜めた場合、1,500円ほどです。

シャワーの場合の水道代は?

シャワーの場合、使う時間によっても水道代が変わってしまいます。
そのため、1分あたりに使用する水量で計算してみましょう。

東京都の水道局によると、3分間流しっぱなしの場合、約36Lの消費をすることがわかります。
つまり、1分間の使用料の目安は12Lです。

これを先ほどの1Lあたり約0.25円という金額に合わせてみた時間ごとの水道代は、下記の通りです。

1日の水道代 1ヶ月の水道代
5分間使用した場合 12L×5分間×0.25円=15円 15円×30日=450円
10分間使用した場合 12L×10分間×0.25円=30円 30円×30日=900円
15分間使用した場合 12L×15分間×0.25円=45円 45円×30日=1,350円
17分間使用した場合 12L×17分間×0.25円=51円 51円×30日=1,530円

17分間使用するかしないかが、お風呂との差になってきそうですね。
特に3人家族の場合などは、一人当たり5分でシャワーを済ませないといけないため、一緒に暮らす人が増えれば増えるほどオススメはできなくなります。

お風呂とシャワーのガス代を比較しよう

お風呂とシャワーのガス代を比較しよう

ガスは、プロパンガスと都市ガスの2種類あります。
今回はプロパンガスと比べて、ガス代の安い都市ガスを基準にみていきましょう。

1回のお風呂のガス代は?

ガス代を計算する際に、一般的な浴槽の大きさの200Lを基準にしていきます。
また、季節によって値段も変わってしまうため、算出する条件は下記の通りにします。

  • ガスの単位料金=150円/㎥
  • ガス燃焼量=10,000kcal/㎥
  • 水温=17度
  • お湯の温度=40度
  • お湯を沸かす時の熱効率80%

上記の条件で計算をすると、『浴槽量200L×(40−17度)÷(10,000kcal×熱効率80%)×ガスの単位料金150円=86.25円』となります。
暑い夏だと少しやすくなり、寒い冬場だと少し高くなりますが、高くても100円前後といったところですね。

追い炊きをした場合は?

追い炊きをした場合は、水道代がかからないため、ガス代の計算だけすればOKです。
こちらも40度に戻そうとする場合、計算式に当て込むと、『お湯200L×(40度−17度)÷(10,000kcal×熱効率75%)×ガス単位料金150円=92円』となります。※追い炊きの熱効率は75%です。

普通にお湯を入れる場合は『水道代50円+ガス代86.25円=136.25円』となるため、1日あたり約44円の節約、1ヶ月あたり1,300円の節約が可能です。

シャワーのガス代は?

こちらも先ほどと同じ条件通り、都市ガスで1分間に12Lのシャワーを水温17度から40度に温めた場合のガス代で計算します。

計算式に当て込むと、『12L×(40−17度)÷(10,000kcal×熱効率80%)×ガスの単位料金150円=5.175円』ということがわかります。

では、こちらも使用時間ごとのガス代1分あたり約5分で計算してみました。

1日のガス代 1ヶ月の水道代
5分間使用した場合 5分間×5円=25円 25円×30日=750円
10分間使用した場合 10分間×5円=50円 50円×30日=1,500円
15分間使用した場合 15分間×5円=75円 75円×30日=2,250円
17分間使用した場合 17分間×5円=85円 85円×30日=2,550円

ガス代も水道代と同様に大体17分が目安になってきそうですね。

シャワーとお風呂を節約するためには?

シャワーとお風呂を節約するためには?

できるだけ水道代を抑えたいのであれば、お風呂にお湯を貯める場合は、お湯の量を少なくすると良いでしょう。
シャワーの場合は節水シャワーヘッドの使用をオススメします。
節水用のヘッドに変えるだけで、使用する水の量は4Lほど少なくなりますし、お湯の使用量が減ればガス代の節約をすることが可能です。

また、もしプロパンガスであれば、都市ガスに切り替えれば節約になりますし、今はガス自由化でさらにお得になる可能性もあります。
もっと節約したいというのであれば、是非参考にしてみてください。



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お風呂とシャワー、どちらが節約効果が高いのかまとめ

以上、お風呂とシャワーの比較を紹介しました。

お風呂とシャワーどちらが節約になるのかというのは、額からしたらすごく小さいかもしれません。
しかしこういった小さな積み重ねが、何年後かに大きくなること間違いないでしょう。

一人暮らしの場合であればシャワーなら17分以内、家族で使用する場合は追い炊きなども考えて、是非計算式を活用してみてください。

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