ガス代

プロパンガス・都市ガスの節約方法!ガス代を1年で1万円節約するテクニック

黒いコンロの画像

ガス代が高くて悩んでないですか?
毎日使うガスだからこそ、ちょっとした工夫でガス代の節約が可能です。

プロパンガスと都市ガスの節約方法のほか、プロパンガスと都市ガスの違いも紹介しますので、節約のために是非参考にしてみてください。

ガス代節約のために知っておきたいこと

ガス代節約のために知っておきたいこと
ガス代の節約方法に入る前に、今契約しているガス会社の基本料金を見直してみましょう。
まずは、プロパンガスと都市ガスの違いと、ガス代の計算方法について紹介します。

プロパンガスと都市ガスの違い

1口にガスといっても、プロパンガスと都市ガスは原料が違います
プロパンガスは、ブタンやプロパンが主成分で、都市ガスは「液化天然ガス(LNG)」と呼ばれる天然ガスのメタンが主成分です。

プロパンガス

プロパンガス

引用元:日本ガス協会「都市ガスとLPガスの違い」より

プロパンガスは-42度で冷やすと液体になり、体積が250分の1と小さくなります。
また、圧力をかけても簡単に液化し体積が小さくなるので、その特性を生かして液体のままボンベに入れてお家に運ばれるんです。

都市ガス

引用元:日本ガス協会「都市ガスとLPガスの違い」より

プロパンガスに対し、都市ガスは-162度で冷却することで液体になり、体積が600分の1まで小さくなります。
その特性を生かし、液体の状態で一度に大量に輸入し、タンカーに貯蔵します。

その後、気化・熱量調整したものを都市ガスとして、お客様へ提供しているんです。

ガス料金

プロパンガスと都市ガスの違いがわかったところで、料金の計算方法をみてみましょう。

ガス料金は、プロパンガス・都市ガスともに、従量料金制となっています。
従量料金制とは、基本料金に「使用量×単価」を足して計算する料金制度です。

つまり、以下のような計算式であらわせます。

請求金額=基本料金+従量単価×使用量

ガス代を節約するための基本料金

ガス代節約のためには、従量単価を知った上で基本料金を安い会社やプランを変更するのが大事です。
都市ガスの場合は、比較的簡単にガス会社の切り替えが可能なので、検討してみるのも良いでしょう。

ガス代を節約するための方法

ガス代を節約するための方法

ガスの料金システムがわかったところで、本題の節約方法について紹介します。
使用場所ごとにまとめるので、ご自宅で実践できそうなものを探してみてください。

お風呂でのガス代節約方法

お風呂でのガス代節約方法

ガス代の大半を占めているのはお風呂での使用です。
つまり、お風呂での節約を意識的に行えば、それだけ1年で節約できる金額も大きくなってきます。

お風呂のふたをこまめにしめる

お風呂にお湯を張っているときはふたを閉めるのが大事です。
お風呂を沸かす際や入浴した後に、お風呂のふたをきちんと閉めるとガス代は、節約できます。

節約試算:約2,500円/年

追い炊きする回数を減らす

お風呂の追い炊きはできるだけ避けるようにしましょう。
追い炊きの回数を減らすためには、

  • 保湿シートを使用する。
  • 立て続けにお風呂に入る。

などが重要になってきます。

節約試算:約1,800円/年 ※1日1回減らした場合

シャワーをする時間を減らす

シャワーは1分で最大5円のガス代がかかります。
シャワーを浴びる時間を減らすことで、ガス代を節約することができます。

節約試算:約2,000円/年 ※1日1分減らした場合

シャワーかお湯か適切な判断

シャワーを17分間だしっぱなしにすると、浴槽のお湯一杯分と同じくらいの量になります。
そのためシャワーを17分間以上つかう可能性がある場合は、お湯を張ったほうがお得なんです。

シャワーの使用時間を考慮し、適切な判断をしましょう。

お湯の貼りすぎに気をつける

お風呂を入れていて、気がついたらお湯が溢れてしまっていた、なんてことありますよね。
お風呂のガス代を節約しようとした際に、お風呂やシャワーでお湯を出す時間を減らすことが大事になってきます。

自動でお湯を張るシステムが搭載されていなくても、水道の蛇口に取り付けられる商品があるので、是非活用してみてください。

キッチンでのガス代節約方法

キッチンでのガス代節約方法

次にキッチンでのガス代節約の方法をみていきましょう。

フタや落とし葢を利用する

料理をする時にフタなどを有効活用していますか?
フタや落とし葢をしっかりと活用することで、熱を逃しにくくなり、調理時間が短くなります。

節約試算:約3,500円/年

ひとつの鍋で同時に調理する

乾麺を茹でるついでに一緒に野菜を茹でるなど、一つの鍋で同時に調理すると節約に繋がります。
また、お肉や野菜の茹で汁を捨てずにスープなどに再利用すれば、1から作るよりも時間が短縮でき、ガス代が節約できちゃうんです。

節約試算:約1,400円/年

食器洗いの設定温度を1度下げる

給湯温度を1度下げて15分間食器を洗ったとすると、ガス代が1日最大3.5円節約できます。

ガス代は細かく温度設定をしたり、電源の入切をして節約することもできるため、落ちにくい油などの汚れを洗う時だけ設定温度を高くするなどの方法を試してみましょう。

節約試算:約1,200円/年

中火で調理する

料理をする時に、火力が強い方が時短になると思い、強火で調理していませんか?
もちろん火力が大事な料理もあります。
しかし、炎が鍋からはみ出してしまうと、その分が無駄になってしまうんです。
適切な火力で調理すると良いでしょう。

節約試算:約300円/年

プロパンガス利用者のガス代節約方法

プロパンガス利用者の節約方法

プロパンガスは都市ガスに比べて高くなりがちです。
プロパンガスを使っている人でも、ガス会社を変更したり、家電を利用すれば節約が可能です。

会社を切り替える

プロパンガスは都市ガスと比べて、基本料金が高く設定されているケースが多いです。
ガス自由化のおかげで、プロパンガスの人でもガス会社を変更することが可能になりました。
ご自身の生活に合った会社を選択すれば、今より節約になるかもしれません。

ただし賃貸物件の場合は、ガス会社を変更する際にはオーナーの許可が必要なので気をつけましょう。

家電を利用する

プロパンガスの場合は、やかんでお湯を沸かすよりも電気ケトルといった家電でお湯を沸かすほうが、安い場合が多いです。
お湯を沸かしたり、野菜を茹でる際もあらかじめ電気ケトルで沸かしたお湯を使用するのも良いでしょう。

まとめ

ガス代の節約のためには、設定温度を下げたり、ガスを使う時間を短くすることがポイントです。
ご自身のガス代や料金システムなどを見比べてみて、他のガス会社を検討してみるのも良いかもしれません。

毎日使うものですから、長い目で見て節約をするかしないかで大幅に金額が変わってきます。
今回紹介した節約方法を試してみてはいかがでしょうか。

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